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碧辟易碧ブログ
日々の呟き
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先週の話になりますが、ようやくアウトローを見て来ましたよ!
なんか思ってたのとは若干違ってましたが、トム様がカッコよかったからまあいいかな。
というかあんな淡々と進むとは思わなかったので……。
もっとアクションばりばりかと思ってたわ。
まあ原作はハードボイルド小説らしいので、そう考えるとまあああなるよなと。
てかあれは予告が悪いよなー。
予告でこうだと思わせたい映画と実際の内容が乖離しすぎてる気が。
予告自体ももっとハードボイルドサスペンスにアクション風味という感じにした方がよかったんじゃないかと。
実際本編はちゃんとそういうものだとして見ればけっこう面白かったですし。
以下は本編には全く即してないちょっとよくわからない感想です。

とにもかくにも割とジャック・リーチャーさんがえげつないよね。
車をカツアゲするとことか、ちょっと調子付いちゃった若者の脚を再起不能にしたりとか。
まあ本人も金属バットで後頭部殴られたりしてたけども……なぜ死なぬ。
でもサンディに「女だったことに感謝するんだな」的なことを言い放ったときにはひゅうひゅう!てなりましたよ!
あとこんな言い方どうかと思いますが、ヒロインが美人過ぎないのがいいなと。
まあプロポーションは抜群でしたが……オフィスで二人で話すシーンは、ヘレンさんが映るたびに胸ばっか見てました。
最後には敵に人質にされるというお約束も見せてくれましたし。
それでもやっぱりちゅーもしないのがいいと思う。
あれぐらいの距離感がいいんだって……!
最近ハリウッドもわかってきたよね!(なんという上から目線)
ところで、最後の最後でチャーリーがゼックに「逃げろ」というシーンがありましたが、あの一瞬で色んな妄想が脳内を駆け巡りました……。
だって…!逃げてくださいとかじゃなくて逃げろって……!
つまりそれはあのおそろしいボスにタメ口きける何かがあったってことだろおおおぉぉ!
今までつまはじきにされてきたチャーリーだけど、ボスだけが優しくはないけど手を差し伸べてくれて、色んな辛い目に遭って裏切られてきたボスを自分だけは裏切らないでおこうと思ったんだろおおおぉぉぉ!!
でもって、くたばれジジイ、テメーが死ね青二才、みたいな気の置けない仲だからこそ言えるような軽口をたたきあってたんだろおおおおおおぉぉぉ!!!!
これはひどい。
ちなみにあのシーンを見て大体2秒ぐらいで考えた妄想です。
さすがに自分でも引いた。
だからその後のジャックさんとチャーリーさんの対決は実はかなり切なくなりながら見てました…。
ぶっちゃけこれチャーリーとザックさんの視点での映画だったら、そういう意味でももっとテンションが上がったと思う(真顔)
しかし、ザックさんのシベリアでの体験談に、さすがおそロシア…ごくり…てなった私は間違ってないと思う。
そういえば射撃場のおじいちゃんも個人的にかなりポイント高いです。
だっておじいちゃん、終盤に出てきた割にその後のクライマックスで美味しいトコどりだったんだもの。
しかもかっこいいし!
あと映画でカーチェイスを見るたび思うんですが、車って本当にあんなに丈夫なのかと……。
大分ひどいことになってもまだまだ走るっていう。無茶すんな……。
そういやカマロが出てきたときに異様にテンションが上がりました!
だってカマロだよ!?もう字面だけでときめけるよ!!
残念ながら黄色くはありませんでしたが……。

さて、こういうこと言うのはホントどうかと思うんですが、この映画見たらイーサン・ハントとジャック・リーチャーを絡ませたイーブラ妄想を捗らせようとか思ってました。
でもイマイチ上手くいかなくて、その代わりに出来たのが以下の産物だったりします。
設定としてはアウトローを見たイーブラの話です。
RPSというわけではなく、あくまでイーサンとブラントがこの映画を見たらというとても残念な妄想です。
というかぶっちゃけこれを上げるためだけにアウトローの感想を上げた気がしないでもない気がする。




気に喰わない。
イーサンは自分そっくりだが自分ではない男に夢中になっているブラントに、面白くない気持ちでいっぱいだった。
無論気に喰わないのはブラントではなく、液晶の向こうの自分そっくりの男のことだが。
隣にいる恋人を愛してやまないイーサンが、その恋人に対して気に喰わないと思うことなど、天地がひっくり返ってもありえないだろう。
それほどまでにイーサンは全身全霊でブラントの全てを愛していた。
だというのにその彼は横に恋人がいるにもかかわらず、別の男に夢中になっているときた!
これを不満に思わずして何を不満に思うというのだ。

ことの始まりはベンジーが持ってきた一枚のDVDだった。
仕事を終え明日からの二人揃ってのオフに、今日はどんな甘い夜を過ごそうかと思案していたイーサンのもとにベンジーがやってきて一枚のDVDを手渡した。
曰く、この映画の主人公がイーサンそっくりで内容自体もなかなか面白いのでぜひ見てくれということだった。
だがイーサンとしては、せっかくの夜を映画如きに奪われてなるものかというのが本音で、ベンジーには悪いがこのDVDは帰ったらすぐさまラックに突っ込ませてもらおうと考えていた。
しかしそんなイーサンの思惑とは裏腹に、ベンジーがイーサンのもとを訪れてから少し後にやって来たブラントがその映画に興味を持ってしまった。
せっかくだし一緒に見ようよ、君にそっくりな主人公なんて興味があるし。
そうブラントにお願いされてはイーサンとしては頷くしかない。
ブラントの希望は、彼が口にしたものからしていないものまで、気付いた限り叶えようと常々努めているのがイーサン・ハントという男だった。
しかし映画が始まって一時間ほどして、イーサンはブラントのお願いにイエスと答えたことを後悔していた。
ジャック・リーチャーという主人公の名前が題されたその映画に、気付けばブラントはのめり込んでいた。
最初はまだよかった。
映画が始まって少ししてから登場したジャック・リーチャーを見て、本当に君そっくりだと感嘆を込めた笑い声をもらしつつも、まだイーサンと会話を交わすだけの余裕がブラントにあった。
しかし徐々に口数が減っていき、最終的には口を閉ざしてテレビに釘付けになってしまった。
仕方なくイーサンも自分の方を全く見なくなってしまったブラントを横目で窺いつつ映画を流し見た。
だが映画を見ているうちにベンジーに一言物申したくなった。
映画の主人公ジャック・リーチャーは確かに見た目は自分そっくりではあるが、中身はまるで違うではないかと。
大体自分はあんなえげつないカツアゲをしたことはない。
任務遂行のために仕方なく人様のものを拝借したことはあるが、暴力に物言わせ脅し取った車を前にあんな嬉々とした笑みを浮かべたこともない。
カーチェイスならば似たようなことをしたことはあるが。
だが、ジャック・リーチャーが自分に似てようが似てまいがイーサンにはどうでもよかった。
全てはブラントが構ってくれないという不満に帰結するのだから。

本編が終わりスタッフロールが流れ始めたところで、ようやくブラントはそれまで抱きしめていたクッションを放し息をついた。
余談であるが、ブラントから視線も向けられなくなったイーサンがついにはブラントが抱くクッションにまで嫉妬していたことなど、ブラントはもちろん知らない。
まだドキドキしている胸をなんとか落ち着かせようとしながら、ブラントは映画の内容を思い返した。
なるほど確かにベンジーの言っていた通り、主人公のジャック・リーチャーはイーサンにそっくりであった。
しかしあくまでそれは外見の話で、中身はイーサンとはまったく違っていた。対極にあると言ってもいい。
イーサンが光のようなタイプであるのに対して、彼は影のような男だった。
敵に対する攻撃一つをとってもそうだ。
イーサンの攻撃が敵を制するものであるのに対して、ジャックの攻撃は敵を壊すためのものだった。
ジャックの信念も行動理念もイーサンとは似ても似つかない。
けれど、それでもあまりに顔が似すぎているため、ブラントは何度か画面の向こうにいるのがイーサンであるかのように錯覚した。
そしてその度、自分が全く知らない見たことのないイーサンを見ているような気がして思わずドキドキしてしまった。
だからかブラントにはヒロインヘレンの気持ちがよくわかった。
あんな顔であんな風に距離を詰められては、その先を期待してしまうのも無理からぬことだと。
そういったことを映画の興奮冷めやらぬままに隣にいるイーサンに告げてみたところで、ブラントはソファに押し倒された。

「イーサン…?」

どうしたのだろうかと訝しげに名前を呼んでみれば、イーサンはにっこりと笑った。
なんだいつもの彼の冗談かとホッとした直後、甘い声が耳朶を打った。

「そんなに彼がいいなら、彼になってあげるよ」

え?とブラントがイーサンの言葉を理解しきるよりも早く、イーサンの纏う雰囲気ががらりと変わった。
そしてそれはまさに映画の中のジャック・リーチャーの雰囲気そのものだった。
ああそうだ、これもまたイーサンとジャックの違いだ。
ジャック・リーチャーが軍人であるのに対して、イーサン・ハントは諜報員つまりスパイだ。
己を偽り演技することに長けている。
すれ違った相手を一瞬で記憶する優れた観察眼と抜群の演技力をもってして、イーサンは一瞬でジャックに成り代わってしまった。
そこでようやくブラントはイーサンを怒らせてしまったことに気付いた。
しかし一体何故と不思議に思っているところからして、彼は己がイーサンに与えている影響力についてまるで自覚がない。
ジャック・リーチャーの顔をして自分に覆いかぶさっているイーサンに、ブラントはまるで知らない人物に押し倒されているような気がして身体を強張らせた。

「…っ、イー、サンっ」

息を呑んだブラントの瞳に本格的に怯えが混じったのを見て、イーサンは意地悪をやめた。
自分がいるにもかかわらず瞳を輝かせて他の男の話をするブラントを困らせてやりたかったのは事実だが、怯えさせたかったわけではない。
いまだ困惑の表情でおそるおそるといったようにこちらを見上げてくるブラントに、イーサンは安心させるように額にキスを贈った。

「ごめんよ、君があんまり他の男を褒めるものだから、ちょっと意地悪したくなったんだ」

許しを請うように正直に口にしてみれば、ブラントは呆れたような顔をするとともにようやく身体の力を抜いた。

「他の男も何も、彼は映画の中の登場人物に過ぎないじゃないか」

「それでもさ。恋に目を曇らせた男にとっては架空の人物すら嫉妬の対象だよ」

ばちんとウインクをキメて冗談めかすイーサンをブラントは軽く睨む。
赤くなった顔では威力も何もあったものじゃないことは分かっていたが。
あんなことを言っていても少しも自身の魅力を損なわず、かっこいいイーサンが悪い。

「大体、君より彼の方がいいなんて…そんなわけないだろう……」

「おや、そうなのかい?」

「だってそうじゃないか、彼は携帯も持ってないから逢いたくてもこっちからは連絡できないし、流れ者だからって僕を置いていってしまうじゃないか」

一応彼も反省しているのか、いつもなら恥ずかしがってなかなか口にしてくれないような可愛らしいことを告げるブラントに、イーサンは彼に覆いかぶさった体勢のままブラントを抱きしめた。
もちろんブラントを潰してしまわぬように力を加減して。

「そうだね、僕なら何があっても君を一人で置いていったりしないし、寂しがらせたりもしないとも」

いつまで経っても自分を夢中にさせてやまないブラントが放った可愛らしすぎる一言に、イーサンは微笑って応えた。
なかなか聞けない恋人の本音が聞けて、意外と役に立つじゃないかジャック・リーチャーと上から目線で彼を評したイーサンは、予定通りの甘い夜を送るべくブラントに接吻けたのだった。



はいはい爆発爆発。
そしてブラント君のあざといことあざといこと。
でもブラント君はあざとくてなんぼだって友人が言ってくれたから!
でもってイーサンはめちゃくちゃ嫉妬深いと嬉しい(私が)
しかしまさかこんな形で初イーブラ話を書くことになるとは思わなんだ……。
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